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なぜ歯の健康は介護予防に繋がるのか?

歯周病は身体に影響するため予防が肝心

AS_75450474高齢者は全身の体力や免疫が低くなっているため、健康に障害が起こりやすくなります。歯周病はそのなかでも口腔機能に関係する病気で、身体的に疾患が引き起こされる危険があります。歯肉と歯の間に細菌があるため、その細菌が炎症を起こしてしまうからです。

歯周病からあらゆる病気が発生します。心疾患、動脈硬化、脳卒中、糖尿病を悪化させ感染症を引き起こす怖ろしい病気です。細菌は食べ物の咀嚼やブラッシングなどによっても体内に侵入してきます。特に高齢者は細菌を攻撃する免疫力が低下しているので、適切な予防が必要になります。

介護において特に口腔を清潔におくことは病気疾患の予防、食べ物をおいしく食べることにもなり、健康状態を十分に維持、回復させる効果があります。口の機能には話すこと、食べること、息を吸うことが同時にできるため、機能が複雑化して嚥下と呼吸関係が機能バランスを取りづらくなり、誤嚥など嚥下障害が起こりやすくなります。

事実、介護現場でもまだ口の健康は軽視されがちになりやすく、意識的にも口腔ケアには特に重点をおく必要があります。介護高齢者には寝たきり状態の場合も多く見られますから、介護する側がよく気をつけてあげることが肝要です。高齢者の疾患は様々ですが、肺炎による死亡率はかなり高くなっています。

身体や頭は使わなくては老化、退化しますから、口も同様に筋肉トレーニングなど歯科的リハビリが必要なことは科学的にも立証されています。高齢者は自分でブラッシングができる場合、自分でやってもらうように促すことが重要です。後で補助的介助が必要ならば必要最小限の介助にして手助けをします。介護の基本理念は、健康に自立、回復を主眼としていますから、介助して余計に身体機能が弱くなっては、何のための介護かわからなくなります。だからこそ予防が肝心要になります。

口腔機能の知識とケアこそ介護予防に繋がる

AS_56044461口腔機能リハビリテーションは、介護予防の始まりです。介護現場は医療と切っては切れない関係にありますから、医学的リハビリテーションはどうしても必須になってきます。口腔機能は、食べること(咀嚼)、人と話しコミュニケーションを取ること(会話)、飲みこむこと(嚥下)、唾液の分泌などの役割があります。要約すると、食べること、話す機能に大別され、人は健康的に社会生活を営むことができます。

しかし口腔機能に障害が発生すると、食べること、話すことが困難になり、身体に必要な栄養も十分に摂取することができなくなります。食べられなくなったから、鼻からチューブを入れ、流動食で栄養機能を補完しようとすればするほど、胃の中にそういう食物を送り込んでも、口の中の機能的感覚は衰え、味覚神経などあったものではありません。

人と話すこと、食べることができなくなり、病床のベッドに寝たきりになってしまっては、介護施設は入院患者を引き受けた病院になってしまいます。やがて誤嚥の原因になり呼吸器疾患、誤嚥性肺炎を併発してしまう危険性があります。ですから口腔機能の低下はどうしても回避する必要があり、口の中を清潔に保ち、リハビリを重ねる必要があります。

口腔ケアは全身に関わる疾患を予防するためにありますので、すべての疾患予防は口腔ケアから始まると言っても過言ではありません。リハビリと言っても、いま一つ口腔機能の働きで重要な部分は顎にあります。口の中を清潔にして、機能訓練として顎の機能を働かせることが重要になります。食べるとき、話すときは顎を動かせていることに気づくことが大事です。

機能訓練は医学的リハビリテーションですから、リハビリすることで機能回復に繋げていき、健康回復、維持に引き上げることで口中が原因になる病疾患を予防することができます。歯及び歯茎の健康は口腔機能を働かせケアすることによって全身の健康を復調させることに繋がります。

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