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在宅復帰を目指す、老健の選び方

意外と知らない介護施設の種類

AS_64896302高齢化が進み介護を必要とする人口が増加傾向にある日本では、要介護者それぞれに合った施設の提供ができるように考えられています。施設と聞くと、主に福祉施設や老人ホームなどが連想されますが、これらの施設には大きく分けて2つの分類があります。

介護施設の分類やそれぞれの特徴を把握しておくことは、介護を必要とする人の状態に合った施設を選ぶ上で非常に大切な知識です。近年では施設への入所希望者が増え続けているため空きも少なく、素早い判断が必要とされています。施設選びで迷ってしまう前に、介護施設の正しい見分け方を身につけましょう。

まず基本的な分類として、すべての施設は特別養護老人ホームもしくは介護老人保健施設に分けられています。福祉や介護に関係する多くの場では「特養」もしくは「老健」と省略される場合が多いので覚えておくと良いでしょう。一見どちらも同じように感じますが、特養と老健では異なるサービスが提供されており、要介護者の状態に合わせた選択が必要とされます。

特養では高齢者の日常生活を支えるサービスを主としているのに対し、老健ではリハビリや治療、心身のケアを行いながら在宅復帰を目指すサービスが一般的です。そのため、高齢者本人の回復意思や在宅復帰意思、家族のサポートが必要とされる施設でもあります。

老健の特徴を知れば、老健選びも迷わない

AS_90959497要介護者ひとりひとりの在宅復帰を目標とした老健では、一般的に長期間の入所はできません。また、在宅復帰を考えていない利用者も老健本来の目的とは異なるため入所できないケースが一般的です。しかし、介護を必要とする人々が増え続ける近年では、老健本来の目的や条件に合わない高齢者も入所しているケースが多く見られ、本当に在宅復帰を目指す人や重度の疾患を患う人々が入所できない状況が問題視されてきました。

厚生労働省では、こういった問題を打破していくため2008年に新型老健と呼ばれる保険施設の枠組みを創設しました。これにより、従来型老健ではケアしきれなかった人々を受け入れやすくなり、それまで入所を断られてしまった重度の疾患を患う高齢者も入所できるようになりました。

また、この時期から在宅復帰に重点を置いた在宅強化型老健と呼ばれる枠組みも誕生しました。在宅強化型老健では、各事業所によって定められた在宅復帰率やベッドの回転率を一定率以上に維持している必要があります。そのため、在宅復帰を目標とする人々にとって最適な老健と言えます。老健を選ぶ際には検討中の事業所や介護施設に確認を取り、どのような点に重点を置いた介護サービスなのか確認することが非常に大切です。

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