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高齢者の骨粗しょう症の検査方法と治療について

骨粗しょう症の進行具合を判断するための検査方法

AS_78094492骨粗しょう症は、骨の構造がもろくなっていく病気です。患者の8割を女性が占め、また、年齢を重ねるほどこの病気にかかりやすくなります。発症すると骨折や寝たきりの原因となるため、生活習慣の見直しによる予防や定期的な検査による早期発見が大切です。

この病気は自覚症状が乏しいため、一見、健康そうに見えても油断することはできません。検査の方法は色々ありますが、一番簡単なのは身長測定です。人間の身長は、25歳前後でピークとなります。もし、その頃と比べて明らかに身長が縮んでいた場合は、骨粗しょう症が進行している可能性が高いと言えます。

その時は、より詳しい検査をしてもらった方が良いでしょう。骨粗しょう症の一次的な検査として欠かせないのがレントゲン撮影です。写真に写った骨の形や濃淡を見て、骨量の減少程度を判断します。この検査は、他の病気を骨粗しょう症と間違えないためにも必要です。また、骨密度を測定する方法としては、DEXA法やMD法があります。いずれもX線を用いて測定をし、前者はほぼ全身の測定が可能、後者は手軽で検査費用も安いというのがそれぞれの利点です。

さらに、X線を使わずに骨密度を測定する方法として、よく用いられているのが超音波法です。被ばくすることがないので、気軽に検査を行うことができますが、測定値の信頼度が低いという欠点があります。そのため、精密な検査には向いていません。

骨粗しょう症における3つの治療法

AS_64739874骨粗しょう症の治療法には大きく分けて、薬物療法、食事療法、運動療法の3つがあります。その中でも、治療の中心に位置づけられるのが、薬物療法です。

骨粗しょう症の治療薬は、その作用の違いによって3つのタイプに分けることができます。カルシウムの吸収率を高める薬、骨の融解を抑制する薬、骨の形成を促す薬の3タイプです。これらの薬を適切に使用すれば、かなりの効果が期待できるでしょう。ただ、問題は服薬が長期に及ぶために、決められた通りに薬を飲んでいない患者が多いことです。この問題を改善するために、現在では高齢者でも飲みやすい薬の開発が進められています。

次に食事療法ですが、これは薬物療法の補助的な役割を果たしています。カルシウム、ビタミンD、ビタミンKといった骨の形成に必要な栄養をたっぷり摂取し、それと並行して薬を飲むことによって、相乗効果で骨を丈夫にしていこうというのが狙いです。ただ、栄養は偏りすぎてもよくありません。食事療法は、全体の栄養バランスが何より大切です。

そして、運動療法には負荷をかけることで骨の成長を促し、丈夫にする効果があります。また、運動によって筋肉がつき、転びにくくなることも見逃せません。転倒して骨を折れば、そのまま要介護状態になる可能性が高くなります。骨粗しょう症の治療においては、いかに転倒を防ぐかというのも重要なテーマです。

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