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介護保険料はなぜ使用前から支払う必要があるのか

40歳になると親や自分が要介護になる可能性が高いから

AS_74972786日本人であるならば、40歳になると支払い義務が生じる介護保険料。これは、介護保険法という法律によって定められています。この法律は、お年寄りの介護に対する家族の負担、そして福祉施設使用料などを軽減するために、社会全体で助け合おうとする概念から生まれました。

40歳以上が支払う保険料と公的資金で、現在の介護保険制度は運営されています。この高齢化社会において、お年寄りにかかる費用は増加傾向にあります。しかも、現在日本の財政も借金だらけでひっぱくしています。この制度を活用して、皆で支えあわないと、高齢者も家族も日本も疲弊してしまいます。ですから、老後の不安や将来の不安を払しょくするため、介護が必要でない方も40歳以上のほとんどの方が強制加入となっています。前もって支払いが必要なのは、資金源を確保するためと、40歳になると自分や親の介護で制度を使う可能性が高くなるからです。

支払う金額は、人それぞれ違います。なぜなら、住民票が置いてある地域、加入している保険、収入などによって変わってくるからです。特に、収入の面においては、低所得者は低く、高所得者は高い支払いをするようになっています。しかし、支払いに負担を感じる方が多いのも現実です。

滞納すると様々なデメリットが生じるから

AS_61577309介護保険料は、年々上がっていく傾向にあります。日本の財政状況やお年寄りの医療費などの増大を考えれば致し方ないことなのかもしれませんが、年金生活をされている方や、病気などで働くことが困難になり、滞納してしまう場合もあります。

滞納してしまった場合の対応は、地域によって異なりますが、大抵は納付期限以降の20日以内に督促状が来て、督促手数料や延滞料が発生します。手数料は100円くらいですが、延滞料は期限の翌日から1ヶ月以内は約3パーセント、それ以降は全額納めるまで約10パーセントかかる地域が多いです。

介護サービスを利用する際、1年以上滞納しても、その分を全額支払えば後で9割戻ってきます。ですが、1年6ヶ月以上滞納した場合は、サービスを利用した分を差し引かれることもあるため、9割戻らないことがあります。介護保険料を納められるのは、滞納してから2年以内です。2年以上滞納した場合は、その期間に応じて自己負担金が1割から3割に引き上げられます。

前もって支払う必要性がここでも出てきますね。確かに、家計には負担になることもありますが、そこは救済措置もあります。災害や一時的滞納が起こった場合、減免や支払いを待ってくれるなど、特別な措置があります。介護保険の理念のように、社会全体で本当に助け合うためには、こういった措置も知っておくと良いでしょう。

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