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ヒヤリハットで介護事故が減る?

介護におけるヒヤリハット

AS_48578837特養ホームや老人ホームといった介護現場では色々なトラブルや事故が発生します。たとえば車いす同士での衝突、文房具などの誤飲といったものから、入居者同士が喧嘩をして大事に発展することもあります。他にも入浴介護中に被介護者が転倒して怪我をしてしまう、疾病が施設内で蔓延して施設が閉鎖になるといったことも起こります。こういった事故は介護現場においてはよくあることですが、だからこそ、その防止に努めていかないといけません。

そんな事故を予防するのに役立つのが「ヒヤリハット」です。これを意識しておくだけで介護の安全度が画期的に高まってきます。そんな介護におけるヒヤリハットとは、「介護事故にはならなくても、事故になっていた可能性のある体験・事例」のことを言います。たとえば被介護者が食事中に喉を詰まらせそうになった、ということもヒヤリハットの一例です。他にも、ちょっとした被介護者同士の口論が他の被介護者も巻き込んで喧嘩沙汰に発展しそうになった、ということもヒヤリハットです。こういった「もしかしたら事故になっていたかもしれない」、といったヒヤリハットに気をつけておくだけで、介護現場における事故やトラブルは大きく減らすことができます。

ハインリッヒの法則とは

AS_48616558ここで知ってもらいたいのが「ハインリッヒの法則」です。1件の重大な介護事故には29件の軽微な事故が含まれており、さらに300件のヒヤリハットがその背後にある、というのがハインリッヒの法則です。言い換えればヒヤリハットが増えれば増える程に、重大な事故が生じる可能性も高まってきます。そのため、ヒヤリハットが生じたら「大事にならなくて良かった」で安心するのではなく、また生じないように対策を講じることが欠かせません。

そのためには色々な方法がありますが、その件数をグラフにして数量化してみるのも良いでしょう。「1ヶ月に発生するヒヤリハットを数件に抑える」といったように目標を定めるのも良いでしょう。あまりにもヒヤリハットが多いようならば、施設運営の方法を変えるといった抜本的な対策が必要となります。また、どんな小さなヒヤリハットでも見落とさずにひとつひとつ対策していくという注意深さも大事です。良い施設はこういったヒヤリハット対策を必ず実践しているものであり、費用対効果の高い施策でもあります。このように、ヒヤリハットに気付いていくだけで確実に事故は減らしていけます。もしも介護現場にこういったヒヤリハットに対する意識が欠けているようであれば、すぐにでも事故予防のために取り入れていきましょう。

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