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健康型有料老人ホームのメリットとデメリット

老人ホームと一口にいってもさまざまなものがあります。たとえば、健康型有料老人ホームもそのひとつです。ただし、利用にあたっては制限もあるので注意しなければいけません。健康型有料老人ホームのメリット、デメリットを解説します。

■健康型有料老人ホームとは

AS_44612694健康型有料老人ホームは、家事手伝い等のサポートを受けながら高齢者が自立した生活を過ごすことができる施設のことです。日常生活を楽しくするための設備が充実していることが特徴のひとつで、おもに民間事業者によって経営されています。

多くの場合、初期費用と月額利用料がそれぞれ別にかかります。初期費用は0円というものもありますが、なかには億単位の高級施設もあります。月額利用料も10万円から40万円と、庶民向けからセレブ向けまでそろっています。どこも入居一時金は高めに設定されています。

しかし、厚生労働省の調査によれば、全国の有料老人ホームの内訳は介護付有料老人ホームと住宅型有料老人ホームがほとんど。健康型有料老人ホームはまだごく一部にしかすぎません

■健康型有料老人ホームの入居資格

健康型有料老人ホームに入居できる年齢は施設によっても異なりますが、60歳以上というところがほとんどです。ただし、自立した高齢者でなければ利用することができません。

現在、要介護者人口が非常に多い日本では必ずしもニーズの多い形態ではないかもしれません。しかし、今後、介護予防政策などが功を奏し、健康なシニア人口が増加した場合、あらためて見直される可能性もあると言えるでしょう。しかし、現在のところは、健康なお年寄りが施設を探す場合、健康型有料老人ホームだけではなく、シルバーマンションなどもあわせて検討しなくてはいけない状態です。

■健康型有料老人ホームのメリット

AS_96352849健康型有料老人ホームの長所は、レクリエーション、イベント、行事などがかなり充実しているという点です。施設の外への観劇なども多く、社交的な性格の人にピッタリです。新しい出会い、新しい趣味などと出会うチャンスもあるかもしれません。

館内施設もカラオケルーム、麻雀ルーム、フィットネスセンターなど元気なお年寄りがイキイキと過ごすことができる設備が整っています。家事等は外部サービスを利用することもできるので、すべての時間を趣味に費やすような生活も可能なのです。

■健康型有料老人ホームのデメリット

元気なうちはとても楽しく過ごすことができる健康型有料老人ホームですが、問題は介護が必要になった時です。軽度の要介護状態のうちは外部サービスを利用して対応することもできます。しかし、要介護度が重度になったり、日常的に医療ケアが必要になった場合には基本的には退去しなければいけません。

館内も一応バリアフリーになっているところがほとんどですが、介護を優先に設計された施設ではないことを頭に入れておく必要があります。もちろん、お風呂やトイレも介護用のものではありません。

また、さまざまなイベントで他人との交流がさかんということは、それにともなったややこしい人間関係も発生しないともかぎりません。とくに、元気なお年寄りばかりなので、いじめなどをするパワーもまだまだあります。残念ながら、人間は年齢とともに成熟するとは限らないのです。一人で悠々自適にやりたいタイプのお年寄りには、必ずしもおすすめすることはできないのが実際のところです。

……いかがでしたでしょうか。健康なうちはアクティブな毎日を過ごすことができそうな健康型有料老人ホームですが、万が一、重度の介護が必要になった場合のリスクはゼロではありません。利用にあたっては、いざという時の代替施設を見繕っておくなど、注意しなくてはいけません。

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