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60歳から始めたい簡単運動 ~寝たきりにならないために~

寝たきりになる原因は筋力の低下と病気です

AS_61148868筋力低下は頭脳の低下とよく類似しています。20歳くらいをピークにして次第に能力が下降し、加齢とともに最も低くなってしまい、身体機能が弱化していくばかりです。寝たきりになる原因は、そういう筋力低下で、少しの段差などで足がけつまづいて転倒し、骨折を起こし寝たきりにになるケースがよく見受けられます。高齢になればなるほど下半身の筋力低下が顕著になるため、自宅で転倒し骨折するなど、よく見聞します。

また、介護高齢者で要介護認定された65歳以上の人の寝たきり原因は、平成22年の厚生労働省の調査公表によると第1位は脳卒中、2位は認知症、3位は高齢による衰弱や老衰、骨折転倒は4位で以下関節疾患や心臓病、ガンなどの疾病が続いています。要介護の前段階に要支援という認定基準があり、これはまだ比較的軽度な状態を示していますが、その場合の寝たきり原因は第1位は関節疾患、2位は高齢による衰弱や老衰、3位は脳卒中、4位は骨折転倒、以下心臓病、認知症と続きます。

その年より10年前に遡る平成12年の報告では、第1位は脳血管疾患、第2位は老衰、3位は骨折、4位は痴呆、となり10年経つと寝たきり原因の順位が変化したことに気づきます。少なくても脳卒中や脳血管疾患が最も直接原因が多く、軽度な要支援から症状が重くなる場合は関節疾患が直接原因になっていることがわかります。

要するに腰から下にかけて筋力、骨に脆弱性が認められ症状を悪化させ寝たきりになるケースが目立つようになっているということです。骨折以外にも加齢などによる骨粗しょう症も原因に挙げることはできます。このように筋力の低下と病気が原因で寝たきり状態になってしまうわけです。

一定の年齢を過ぎ、加齢による恐怖心は高齢者の意識では、立って歩けなくなったら困るという心理が大半を占めます。寝たきりになって、家族の者たちに迷惑をかけたくないという心理が働き、いつまでも身体を横にすることに抵抗感を持ちます。だからこそ予防できるうちに対策が必要になってきます。

60歳から始めたい寝たきり防止運動があります

AS_446126942013年から企業の60歳定年制が65歳に引き上げ義務づけられました。年金支給開始年齢は65歳からに変わり、定年制も引き上げた形です。ほとんどの企業が60歳定年制を採用していたため、実態は60歳で定年、再雇用で65歳まで働く現状があります。

定年退職者は生活だけに専念すると、一気に老化が加速する傾向があります。仕事は身体、頭脳を働かさなければできません。定年生活で機能が一気に低下し病気発症や事故に遭遇する危険性が高まります。老化が加速する60歳がキーになる年齢と考えることができますが、介護保険サービスを利用できる年齢は40歳以上64歳までの人のうち、指定された特定疾病(ガン末期、関節リウマチなど)が原因となって介護が必要になった場合のみ利用できるという限定的基準が設定されています。だから65歳以上は条件が変わります。

介護予防は出来るだけ早めにしたほうが賢明ですから、60歳ベースで寝たきり防止運動を行ってもまだ遅くないです。人は動物と違って進化過程で二足歩行ができ、頭を起こして立って歩く行動は人間の基本機能です。脳疾患関係の病気は身体機能に命令伝達する神経細胞と繋がっていますから、脳神経に異常をきたすと身体機能に異常を発生させます。頭は出来るだけ起こすことが肝要です。それは椅子に座ることから始めても構いません。

運動機能として筋力トレーニングを行うなら、椅子を利用した太腿上げ運動や背筋伸ばし、膝伸ばし、スクワット運動を行います。これは椅子だけがあれば簡単にできます。ラジオ体操や屈伸運動を連想してもらうと理解しやすいです。更にもっとも簡単な古典的なやり方は、外出して歩くという動作です。いわゆる散歩です。

定年退職後は生活リズムが変わりますから、メリハリをつけた生活習慣をつくり、決まった時間帯に散歩することで寝たきり防止対策になります。その他、健康維持のため血液の循環を悪化させないように、身体をあまり冷やさないようにすること、食習慣に気をつけることなどが挙げられます。

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