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お金の豆知識 ~世帯分離で介護費用を節約~

介護で家計が苦しくなる前に

AdobeStock_73189945自分が歳を重ねれば重ねるほど、両親もやがては介護を必要とする時がやってきます。案外知られていない点として、介護にはいくつかの段階が定められています。この段階は本人の行動力や言動力に関連して定められており、主に全部で7種類の段階があります。段階と聞くだけでも分かるように、この段階が高くなればなるほど細かな介護が必要となります。

また、段階が高くなるに連れ必要なお金も高額と考えるのが一般的です。こうした介護の費用を少しでも節約していくために、「世帯分離」にスポットを当てて考えてみましょう。

例えば、介護を必要とする本人に配偶者がおらず年金以外の収入がない場合は費用を子ども達の収入から支払う必要があります。養護施設や老人ホームに入居している場合は食費や部屋代だけでも大きな費用を必要としますが、これは介護を必要とする人の家族の収入や課せられる税金の金額によって異なります。その為、ここで世帯分離を上手に活用すると必要な費用を最大で半額近くも節約することができます。

もちろんメリットだけではなくデメリットも存在しますが、それであっても知っておいて損はない世帯分離の活用法を、次で詳しく見ていきましょう。毎月数万円から十数万円と、決して安くはない費用に家計を苦しめられている人も必見です。

賢くお金を節約できる世帯分離について

AdobeStock_85734075そもそも世帯分離とは、同じ場所に居住しながら世帯を分ける手続きを指します。一時的に養護施設や老人ホームへ居住している場合でも、住民票に記載されている住所に変わらず居住していることになる為、世帯分離の手続きが可能です。反対に、同一住所に居住していない者同士はそもそも世帯が異なっているので世帯分離の手続きを行うことは出来ません。

このようなことから、世帯分離による節約をするには介護を必要とする人と家族が同じ世帯で生活をしていることが大前提となります。では、世帯分離を行うと何故介護費用が安くなるのかというと答えは簡単です。前の段落でも触れたように介護に必要な費用や医療費は全て「該当する世帯の収入により定められている為」です。

すなわち、同世帯の家族に収入があればあるほど介護にかかる全ての自己負担額が大きくなる仕組みとなっています。世帯が異なると当然それぞれに住民税を含むその他の税金が課せられますが、これを見越しても軽減される自己負担額の方が上回るのが一般的です。

また、世帯が異なることにより扶養枠から外れてしまう場合には国民保健を重複して支払う必要があるなど、細かなリスクも想定されます。小さなデメリットも少なからず存在する為、世帯分離を行う際は必ずメリットとデメリットを良く確認して手続きをしましょう。

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