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施設で暮らす高齢者からの相談の実例

介護を受けているお年寄りは、悩んでいることや困っていることを何でも話してくれる人もいますが、我慢してしまう人も少なくありません。よく話を聞いてみると、思いもつかなかったような点にストレスを感じている例もめずらしくありません。高齢者から寄せられたお悩みの実例を紹介します。

【ご飯が美味しくない】
AS_91042624なかなか外出もできないような施設で生活しているお年寄りにとって、三度の食事は何よりの楽しみでもあります。だからこそ、なるべく食事は口に合うものを用意してあげたいところです。しかし、施設の料理に対して不満を持っているお年寄りはめずらしくありません。

たとえば、調理師が変わるなどのタイミングで「前の方が美味しかった」といった違和感をうったえる方もいます。また「塩気が足りない」というのはよくある意見です。

そうとはいっても減塩治療をしている高齢者もありますし、スタッフが試食してみてもとくに問題は感じられないケースも多々あります。どうしても年齢とともに塩気を感じる味覚が衰えてくるので、このような訴えも多くなるのです。スタッフが十分説明するなどして、理解をあおぐようにしたいところです。

【甘いものが食べたい】
施設でもおやつの時間はありますが、自分の好きな時間に自由に食べたいという人もいます。しかし、血糖値が高く、糖質を制限されている場合もあるので、むやみにおやつを増やすわけにもいきません。

それでもどうしても甘いものを食べたいと希望するのであれば、一日の分を数回に分けて提供するなどしてみるといいでしょう。

【男性スタッフによる介助がイヤだ】
AS_78139533女性の高齢者の中には、男性スタッフによる入浴やトイレの介助が「恥ずかしくてイヤ」という人も少なくありません。年齢を重ねても恥ずかしいものは恥ずかしい、ということでしょう。

「いい歳をして」などと取り合わないのでは、お年寄りの自尊心にもかかわります。また、緊張しながら介護をされていると思わぬ事故につながるケースもあります。介護される人がリラックスできる状況を作るためにも、要望がある場合にはできるだけ女性スタッフを配置するといった対応が望まれます。

【公衆電話を設置して欲しい】
スマホ時代ではありますが、やはり固定電話が落ち着くというシニアは少なくありません。なかにはメールもこなす人もいますが、どうしても個人差があります。最近では公衆電話を設置していない施設も増えていますが「公衆電話があったらなあ……」というお年寄りの声は結構聞きます。

もし、施設に公衆電話がないならば事務局に相談してみるのもひとつの方法です。すみやかに設置に動いてくれるケースもめずらしくありません。訪問時だけではなく、いつでも家族の声を聞けることができるという安心感は入居者のストレスを軽減させるのにも役立つはずです。

【行事への参加について】
施設によっては年間を通してさまざまな季節の行事を実施しています。しかし、そういった行事にはあまり参加したくない、プライベート重視派のお年寄りもいるかもしれません。また、逆に、寝たきりに近いような状態でも、できるだけ参加したいと思っている人もいます。

いずれの場合にも、あくまでも本人の意思を一番に尊重しなくてはいけません。どのようにしたいのかをしっかりとヒアリングして、できるだけ希望を叶えてあげるようにすることが理想的です。たとえ「バラエティ豊かなレクリエーション」をセールスポイントにしていたとしても、本人が望まないのであれば強制するのは好ましくないのです。

……いかがでしたでしょうか。ささいに思われるようなことでも、本人にとっては大事だったりすることも結構あります。お年寄りの声に耳を傾け、少しずつでも改善していくようにしたいところです。

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