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介護度によって必要なお金はこんなに違う

介護保険を利用するにしても、介護には何かとお金がかかります。もちろん、要介護度が異なれば、それに応じて必要な金額も変化します。介護度別のケアプランと、それを実施するのにかかる費用について考察してみました。

【要介護1のケース】
AS_85374888要介護1とは生活の一部に部分的に介護が必要なものの、ほぼ自立して何でも行えるような状態のことです。この段階では日常のサポートよりも、いかにこれ以上、要介護度を深刻化させないかが重要になってきます。

家の中に閉じこもっていては身体機能も衰えがちですし、認知症予防のためにも毎日、ある程度の刺激を必ず受けさせるようにしたいところです。たとえば、平日は毎日10時から16時までデイサービスを利用するのもおすすめです。毎日というとどれだけ負担がかかるかと心配する人もいるかもしれませんが、1割負担の公的介護保険でのサービス内で十分まかなうことが可能です。

【要介護3のケース】
中程度の介護を必要とする状態を要介護3といいます。具体的には食事や排泄の一部に介助がなくてはならず、立ち上がりにも介助が必要で、入浴や衣服の着脱は全面的に助けがいる状態です。問題行動や理解力の低下も見られます。

要介護3で1割負担の場合、公的介護保険範囲内でどのようなサービスが受けられるかというと、毎日1時間程度の身体介護、週に1回の訪問介護、6時間程度のデイサービスを週に2回、車椅子や介護用ベッドのレンタルなどがあります。自分で家事をすることはほぼ不可能な状態なので、場合によっては配食サービスや家事代行サービスが必要なこともありますが、これらは全額自己負担となり、週に1万円程度はかかります。

【要介護5のケース】
AS_60592316最重症の介護を必要とする要介護5では、食事も排泄も一人で行うことはできません。歩行もできず、意志の疎通もほぼできなくなっているケースも多々あります。

要介護5ともなると自宅介護をあきらめて施設を利用している人もたくさんいます。1割負担の公的介護保険の範囲内では毎日身体介護サービスを受けることができるといっても1時間程度です。訪問入浴サービスも週に1回が限度です。車椅子、介護ベッドのレンタルも公的介護保険の範囲内ですが、全額自己負担の民間サービスを利用するなどして、できるだけ介護者の負担を少なくする工夫も大切です。たとえば週末はショートステイを利用して、介護者が気分転換できる時間を作るようにしましょう。

【1割負担とはかぎらない】
以上、公的介護保険が1割負担の場合をおもに見てきましたが、じつはかならずしも1割負担ではないことにも注意しなくてはいけません。65歳でも一定以上の所得がある場合には2割負担になってしまいますし、上限も低めに設定されています。

そうとはいっても、65歳以上ともなると退職している人がほとんどでしょう。気をつけなくてはいけないのは家賃収入などがある人です。賃貸物件を子名義にするなど工夫するなど、できるだけ公的介護保険を利用できるようにして、いつまで続くかわからない介護のための資金を十分に確保しておくことをおすすめします。

……いかがでしたでしょうか。一口に介護といっても、要介護度が異なればケアプランもかなり違ってきます。とくに要介護度が低いうちは毎日デイサービスに通う必要があるのかと疑問に思うこともあるかもしれません。しかし、デイサービスを保険の範囲内で利用したおせるのも要介護度が低いうちです。要介護度が高くなってくると、どうしても介護サービスに使わなくてはいけなくなってくるからでです。初期からデイサービスをとことん利用して、自立した生活を少しでも長く続けることができるように予防していきましょう。

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